『こんにちは、私のお母さん』②感想

 

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全編観て画面白かったです。

※私は全く映画通ではなく、低ワーキングメモリのせいか話の筋が分からなくなっている時もあり、的外れな感想の可能性があります。

 

◎脚本・監督・主演のジア・リン(贾玲)の初監督映画らしく、粗削りな所もあったのかもしれませんがそこが勢いに繋がっているのかも?

 

◎中国の大陸の映画ってどうも私はあまり面白いと思った事がなく(昔の香港映画が好き)、中国語の勉強の為に映画とか見たいんだけど、、というジレンマになっていましたが、こんな感じの軽やかなエンターテイメントもあるんだ!と嬉しくなりました。(最後は泣いた)

 

◎始めは聞き取りづらい中国語かと思ったけど、二回観たら耳が慣れて割と聞き取れるようになりました♡

 

◎最初ジア・リン(贾玲)が高校生位の年齢の役なんだと気づいた時はそんなばかな、、と思った。若い頃のお母さんより年上に見えるとすら思ったけど、不思議としばらくすると違和感がなくなってきた。ジア・リン(贾玲)の素なのか?子供の役という意識があってやっているのか全編通して笑顔がすごく無邪気で可愛いとすら思えてきた。

 

◎ジア・リン(贾玲)の実体験をベースに作られているようですが、それがこの映画に良い効果を与えていると感じました。最後のエンドロールのお母さんの写真では号泣。私自身は母親との関係がそんなに良くないので感情移入できない部分もあったのですがこれは泣いてしまう。

ジア・リン(贾玲)さんのお母さん48才でお亡くなりになったのでは、親子関係が心の中で美化されている部分もあるのかな?って本当に素敵なお母さんだったのかもしれませんが。感動を最後に詰め込んだラスト。

 

エンドロールに昔の写真てバッドキッズ(中国ドラマ。こちらも超面白かった!原作の小説の日本語のも読みました。)のエンドロールでもあったけど、これ最近の中国の流行りなの?

 

「あの皮の上着もう少し緑だったら良いのに」

”那件皮袄,要是再绿一点就更好看了”

の意味がさっぱり分からないんですが、どういう意味?何か中国のことわざとか?

 

 

◎子供時代・若者時代・中年時代の俳優さんがみんな似ていてしっくりくるのが嬉しい。

 

包玉梅の中年時代

丁嘉丽

 

若者時代

何翯(he2)

 

 

あと晓玲とお父さん文田もそっくり~!!すごい!

◎张小斐は少し水川あさみ味がある!

 

◎突然「古惑仔」「陈浩南」が出てきた時は笑いました。1981年の中国の大陸の方に古惑仔的な人達は存在できたの?

 

じゃあ趙豔華(包文婧)が読んでる詩も現代の?と思ったら多分アンディ・ラウ(刘德华)の「男人哭吧不是罪」という歌の歌詞?

この帰ってきた人はどこから帰って来てるの?下放先からとか?

 

おバカキャラの沈光林、、と王琴の結婚した後は一体どんな家庭なの?全然想像できないよ。娘はどっち寄り?王琴が中年になっても腕時計まで頑張って見せびらかしてるのは、家庭ではずっこけてる反動からなの?どうなの?相性悪そうよ(>_<)

 

◎1980年代の中国はとにかく大変そうなイメージが強かったのですが、この映画だとポップな感じに描かれていて、どんな時代でも楽しい事もあったのかもと思えたのが新鮮でした。

そう言えば胜利化工厂を観てYoutubeでたまたまヒットしてちらっと見た事がある、王兵監督の鉄西区を思い出しました。脇役キャラもその後の人生幸せに過ごしているといいな〜。